稲田太鼓のブログ

打つ、囃す、創る。祝う、風になる。

新春たかだ桜園にて

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 1月11日(土)、たかだ桜園にて新春和太鼓演奏。稲田橋を渡り東本町の雁木通りを何度か曲がるとデイサービス施設がある。400年前から変わらない町のたたずまいに、平成の建物がここちよく調和している。今日は真っ青な快晴、雲一つない。

 予定時間のかなり前というのに、皆さん席にそろってお待ちかねのご様子。久しぶりの屋内演奏。お祭りとは違う緊張感。さっ、演奏始まります。耳をちょっと押さえて。祝い太鼓、川風太鼓。手拍子、足拍子、体を少し揺さぶって。

 施設のマネージャーさんも飛び入りだ。ん、右手、左手、結構むずかしい。なかなかやるなぁ。うまいこと打つなぁ。

 

「新春の 素敵な笑顔を ありがとう」

 

 ソロ打ち、ケヤキ。心臓、止まった人いませんか。演奏の後、メンバーも席について茶話会の仲間入り。子供たちも普段できない体験でした。関係者の皆さん、大変お世話になりました。

 

子安新田と清里の夏祭り

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 8月3日(土)、子安新田夏祭り。初めての依頼を受けての参加となる。やすらぎ公園の草の上での演奏だ。日中、それぞれの仕事を終えて、会場へと向かう。中にはジャズフェスティバルの帰りというメンバーもいる。

 

「ジャズ帰り ちゃりで太鼓の 夏祭り」。

「ほろ酔いの 腕がなるなる 夏祭り」。

 

 ビールとお握りをいただいた。子供たちはクジ引きに大喜び。ソロ打ちもいつになく前のめりになる。

 

 8月10日(土)、1週過ぎて今度は清里夏祭り。お蔭様で稲田太鼓20周年を迎え、親子で太鼓を打つ喜び。清里龍神太鼓のメンバーとは20年来の交流となる。

 

「20年 親子で太鼓の 夏祭り」。

 

 不思議な出会いだ。太鼓を通じて地域を越え、世代を越えて交流することができる。太鼓はまるで大家族だ。叱咤し、激励する。感動を分かち合う。声を掛け合い、太鼓を打つ。くびきのの大地に広がる太鼓の音。少し、さわやかな風が吹いてきた。

祇園祭り結成20周年

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 7月24日(水)、高田祇園祭り。地元はもとより、はるばる県内外から祇園祭を盛り上げようと大勢の方々が集まる。稲田太鼓の山車巡行に120名の協力者。大変な数だ。稲田諏訪神社山車殿の大扉の前にて安全祈願祭。鏡割り。いつものスタート。皆、一日つとまるかな。一人一人の表情を確認して出発する。素敵な笑顔だ。
 稲田橋のたもとから高田の町へと進む。真夏のエネルギーを太鼓山車に載せるのだ。太鼓の音が神々を誘う。囃子方のバチさばき、曳き方の足運び、祝儀方のお願い。皆の語らい。すべての力が一つになって大自然のパワーを呼び込もうとする。
 昼過ぎ、城東中学校から生徒が応援。学校からお馬出しまで皆で歩いてきたという。努力、挑戦、感謝。地域の活動を支え、担う。きっと素晴らしい大人になる。素晴らしい社会をつくることができる。ソーレ。大きな掛け声が高田の町をこだまする。
 太陽が沈もうとする夕刻。仮宮前に御輿、山車が一斉にそろう。チャンチキの音に合わせて太鼓を打つ。御輿の担ぎ手が必死となる瞬間だ。今年も祇園祭りを熱く迎える。汗が体中からあふれてくる。
 
「太鼓の会 あっという間に 20年」。
 
 平成12年、稲田祇園祭で結成して以来、20年目を迎えた。あの時の7月のことは忘れない。あっという間の20年。宇宙の長い長い営みからすれば、ほんの瞬間。この地球を大切にしなければならない。神々に感謝する祇園祭り。関係者の皆さん、ありがとうございました。参加者の皆さん、大変ご苦労様でした。

令和最初の春季例大祭

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5月26日(日)、令和最初の春祭り。大ケヤキの新緑の下に稲田町内外から総勢200名を超える若衆が集まる。大ケヤキはこの日を何度迎えたのだろう。風の音、鳥のさえずり、葉のざわめき。神事が始まると不思議と静寂がおとずれる。神が舞い降りる瞬間。稲田の春祭りは美しく、そして賑やかだ。

「晴れやかに 令和最初の 春祭り」。

玉串奉奠、鏡割り。今年はすべて令和最初の式となる。新しい元号を迎え、気持ちも少し新しくなる。担ぎ手が大きな御輿を力強く担いだ。神幸祭が始まった。子供御輿も各町内へと向かう。稲田太鼓の山車もゆっくりと進む。囃子方は稲田太鼓の小若連。曳き方は大若とその応援団。今年も協力をありがとう。祭りは大勢の協力がなければできない。皆々、世の中、無事でなければできない。祭りは平和の象徴だ。

「友人に 祭りで再会 握手する」。

祭りの楽しみは食べたり、飲んだり、騒いだり。語らうもよし。友と祭りで再会する。いつもの顔ぶれに会えるのが嬉しい。いつもの人がいないことも寂しい。少し心配になったり、少し安堵したり。遠くから近寄ってきた人がいた。探していたという。何気ない言葉を交わして握手する。祭りは友との再会の場だ。とっても暑い春祭り。令和最初の春祭り。無事巡行出来ました。町内外の皆々様、大変お世話になりました。皆さん、ありがとうございました。

若人の夢への一歩、祇園祭

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 7月24日(火)、待ちに待った祇園まつり。今年は猛暑。皆の熱い想いが日本列島を焦がしてしまう。朝から曳き方がぞくぞくと集まる。囃子方と合わせてすでに40名になりそうだ。

 「汗だくだ 暑いぞ熱いぞ 祇園祭」。

 汗が体中からにじみ出る。稲田橋のたもとで飲む生ビールが最高だ。祭りにノンアルコールは気の毒だ。サンドイッチにアイスクリーム、スイカと食べたら北京にて昼休み。子供たちも集まった。今年は城東の生徒も集まるぞ。午後からの巡行に皆が期待がつのる。

 「城東の 生徒がさらに 増えました」。

 本町メインストリート。ようやくもちやが見えてきた。すでに城東中の生徒が集まっている。まだ約束の地点前なのに、数人かの生徒が照れくさそうに笑って曳き綱につかまる。石田眼科前から学校を代表して生徒会と体育会部活動の生徒、有志の生徒、引率の先生あわせて50名近くの若い隊列。昨年の稲田祇園祭への初参加から、今年は何十倍と膨れ上がった。さすがに元気がいい。「ソーレ」の掛け声が太鼓の音とともに町中に広がる。夢への一歩を大きく踏み出した。お馬出しまでの一周、約2時間を無事巡行。大空に若人の想いが広がった。3本〆て楽しく解散できました。

 「若人の 夢への一歩 祇園祭」。

 御旅所宮入り、勇壮御輿を鼓舞する太鼓連中。稲田太鼓が一番かっこいい。子供たちも大人たちには負けてない。延々太鼓を打ち鳴らす。宮入りを終え、帰路につく。26日の稲田祇園祭までのすべての行路、今回は総勢100名以上の参加となった。祭りのために万難を排して参加された皆さん、本当にありがとうございました。沿道より応援して下さった皆様、関係者の皆々様、大変ありがとうございました。

山車曳いて喜ぶ子らの春祭り

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 5月27日(日)、稲田の諏訪神社春祭り。例年は空模様ばかり気にする5月第4日曜日。今年は5月の中旬からの天気の具合で何となく良い日和となる感じがしていた。案の定、春祭りの前後、雨マークがないぞ。
 大ケヤキの新緑が太陽の日差しを浴びて美しい。境内に町内外の皆々が集まる。稲田太鼓は玉串奉奠にYミ部長。新しい時代の幕開けだ。囃子方、曳き方、心を一つににして2拍手。氏神様、声が届きました?
 御輿の渡御が始まる。続いて太鼓の山車巡行。朝のもったりした小若に気合が入れられた。祝い太鼓の演奏とともに山車がゆっくりと動き出した。
 春祭りの楽しみは各所でとまる休憩だ。今日はYミ部長お手製のキュウリの漬物。辛しの有り無しがある。皆が袋の中に手を入れた。

「辛し漬け 衣装でこすって あと、黄色」

 誰だ、衣装でこすっているのは? 休憩になると必ず忘れ物をする人がいる。

「マイグラス 忘れた人は いませんか」

 K南さん、大丈夫ですか? ハレの日、春祭り。夕刻、最後の休憩を終えて、神社へと向かう。子供たちが山車を曳いてみたいという。そうだよね。たまには山車も曳きたいよね。

「山車曳いて 喜ぶ子らの 春祭り」

 子供たちの嬉しそうな笑顔に皆が和む。楽しい思い出になったかな。稲田の祭り、春祭り。町内関係者の皆様、大変ご苦労様でした。応援ありがとうございました。

大空に響け祇園のダダダ弾

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 7月24日(月)、今日は高田の祇園祭。予報は曇りのち雨。あの時のドシャ降りを思い出す。何とか一日、もってもらいたい。そう思いながら諏訪神社で安全祈願祭。祭典部の部長、副部長、並んでまずは神様へお参り。二人の何とも言えないバラバラ感が参加者の笑いを引き出す。2礼、2拍手、1礼、って言ったでしょ。鏡割りの儀式を終えて、稲田橋まで曳行。西の空がどんよりしている。多勢の曳き方、応援をいただいて太鼓山車がゆっくりと動き出す。休憩は何よりの楽しみ。車座になって宴会が始まる。昼まで我慢していた空もとうとう降り出した。降ればドシャ降り、祇園祭

 「あの時の ドシャ降り またも 祇園祭」。

 宮入りは雨でも待ったなし。アーケードに、所狭しと太鼓が並ぶ。隣は清里龍神太鼓。音が重なる、チャンチキ重なる。子供たちの元気な声がこだまする。宮入りが終わると、夜中までかかって、諏訪神社まで何とか引き返した。
 26日(水)、今日は青空、稲田の祇園祭。おとといは東京、新潟、全国から応援をいただいて曳行。今日は地元の曳き方。銀行、郵便局、学校。気持ちよく協力をいただくけることに本当に感謝する。

 「城東の 生徒も参加 ありがたし」。

 城東中学校の生徒会が会長をはじめ代表3名と先生を引き連れて参加する。祇園祭の快挙だ、素晴らしい。地元とかかわりあうのは祭りが一番。難しい説明はいらない。重い太鼓山車をみんなで精一杯、曳き通す。一緒に汗をかいて一緒に思い思いのものを飲む。中学時代の楽しい思い出になったかな。祇園祭に参加できてよかったね。
 ご協力をいただいた多数の皆様、毎年ご祝儀をいただく大勢の皆様、大変お世話になりました。来年も稲田太鼓は頑張ります。