稲田太鼓のブログ

打つ、囃す、創る。祝う、風になる。

16年目の祇園祭

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 7月24日(金)、太鼓の囃子方山車の曳き方、祝儀方、誘導方、皆が稲田諏訪神社に集まった。心配していた雨も何とか持ちこたえそうだ。神社参拝後、鏡割りの儀式を終え、まずは稲田橋まで山車を曳く。赤い町名旗を山車の前の破風に飾り、大締太鼓に懸ける紫の町名幕を山車の中央に飾る。皆は稲田太鼓の文字を記した揃いの竹笠をかぶる。メンバーの祭りと太鼓に対するまっすぐな気持ちが嬉しい。

 
 「メンバーの 一途(いちず)な想いに 感謝する」。
 
 お昼からは終業式を終えた子供達が合流する。これから始まる本町の曳行を皆、楽しみにしている。お腹いっぱい好きなものを食べ、本町に繰り出す。夜まで太鼓の打ち通しだ。
 
 26日(日)、続く祇園の2日目。無事に本町から帰還した稲田の太鼓山車をもう一度山車殿から曳き出す。この日も子供たちは囃子方、大人たちは曳き方に分かれ、協力しながらの運行だ。日差しは強いが誰もが元気だ。
 
 「夏祭り 子供の頑張り ごくろうさん」(ゆみ)。
 
 皆で記念撮影をして、手締めとなった。町内の皆様、関係者の皆様、大変ありがとうございました。

町名旗飾り春祭曳行

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 5月24日(日)稲田諏訪神社春祭。上越市から頂戴した町名旗を飾り、4町内を曳行。強い日差しに赤色の葵三丁が太鼓山車に映える。まるで、春の日輪がこれまで以上に稲田の祭りを喜び、励ますようだ。
 
 「町の名の 旗を飾って 春祭り」
 
 会員の声かけに賛同し、新しいメンバーやスタッフがこの祭典日に馳せ参じてくれた。皆の協力があって無事曳行することができる。
 
 「大勢の 力が一つに 山、進む」
 
 子供達がはしゃぐのが微笑ましい。練習の時はうまく打てなくて泣いたり、悔しがったりしていたのに、今日はハレの日、皆楽しそうだ。大人たちも、つい顔がゆるんでしまう。
 
 「あどけない お調子者に 皆笑顔」
 
 16年目の今年、稲田太鼓は更なる一歩を動き出した。町内の皆様、ご支援ありがとうございました。

上越市地域活動支援事業

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平成26年度の上越市地域活動支援事業において新道区協議会のご審議により、太鼓山車と大締太鼓に飾る町名入りの旗と幕を頂戴致した。旗は赤の葵三丁に金の刺繍で表側に「越後高田稲田町」、裏面には「祝高田開府四百年記念・平成二十六年度上越市地域活動支援事業」と記したもの。幕は紫の葵牡丹に金の刺繍で一方に同じく「越後高田稲田町」、他方には「稲田太鼓・祝平成二十六年度高田開府四百年記念」と記したもの。

 正月三が日の間、稲田諏訪神社の山車殿内で仮披露を行った。本披露は5月の第4日曜日に開催される春季例大祭の折、御輿渡御に続く山車曳行の際に町内の皆様にご覧いただく予定。
 稲田太鼓発足15周年を飾る見事な懸装品。関係者の皆様、町内の皆様、大変ありがとうございました。

高田開府400年記念の祇園祭

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 7月24日(木)祇園祭の当日。天気予報は雨。高田の祇園は雨多し。昨年のドシャ降りを思い出す。今日は朝からカッパを羽織る。皆で鏡割りの儀式を終え、今年は神社から曳行を始める。何しろ道中、休憩の時の食べ物が楽しみだ。マクドナルドのモーニング、新しくできたセーブオン、イチコの西瓜、昼は北京でゆっくり、もちやのかき氷、イチコ、夕はセブンのお弁当。24日は食の祭りだ。宮入は曇り空となり、皆で思う存分、太鼓を打つ。帰りはお陰さまで応援団も大勢だ。

 雨、雨と 雨に打たれて 神迎え 八坂の神は 雨が好き
 
 『がんばって』 幼い声に 励まされ 帰りの道も 足取り軽く

 26日(土)御輿の川下りに合わせて、稲田の祇園。今日は一転、暑すぎる。メンバーが用意した漬物に皆が群がる。キュウリとナスの袋に手を突っ込む。汗だか何だか分からない。しょっぱいことはよく分かる。子供も大人も日陰に入れば皆、元気。

 空(そら)一転 今日は日差しが 強すぎる 八坂の神は 晴れも好き

 悪霊(あくりょう)の 息の根止める 暑さかな ナス漬ほおばり お茶を飲む飲む

 中1日お休みの2日に渡る祇園祭、メンバーの皆さん大変お疲れ様でした。

15周年記念春祭曳山

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5月25日(日)、稲田諏訪神社の春季例大祭が始まった。境内には早朝から町内の役員、御輿の担ぎ手、子ども会、と続々集まる。参加者は昨年よりも輪が広がり250名以上にものぼる気がする。今日は少しドンヨリした天気。大ケヤキの若葉の緑が濃く見える。我々太鼓の会は、春祭りとしては初めての曳山に挑戦だ。うれしい事にメンバーが声掛けをして、曳き手が大勢集まった。たのもしい。
 発御祭のあと、すぐに神社の脇をぬけ、表参道に回る。山車の車輪も順調だ。直した舵棒も軽快に転がる。大鳥居の前で、今一度曳き方、囃子方、祝儀方、誘導方、皆で心を一つにした。さっ、祝い太鼓を打ち鳴らそう。小若連が打つ太鼓はいつも微笑ましい。つい、表情がゆるんでしまう。
 春祭りは、実に時間がゆっくりと流れる。町内所々で曳行を休む。和みと憩いの祭りだ。いつもの人がいつものように声をかけて下さる。ありがたい。あさつきをいただいて、皆の会話がまた進む。

 あさつきを 食べてみんなの 笑い顔

 一日の運行を終え、皆で直会を行う。7月24日、本町での再会を約束し、手締めとなった。皆元気で良かった。

曳き子巡行

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 7月24日(水)、とうとうこの日がやってきた。稲田諏訪神社の境内に次々とメンバーが集まって来る。山車殿の大扉を開き、太鼓山車をゆっくりと曳き出す。この瞬間がいつも嬉しい。今回新調した曳き車を皆で取り付ける。一日無事に動いてくれることを祈りながら。安全祈願祭の後、鏡割り。酒屋さんから用意していただいた鏡割の樽を掛け声とともに割った。「よいしょ、よいしょ、よいしょ」。
 出発すると、いよいよ心配していた空が徐々に暗くなってきた。ポツ、ポツ、と少しあたる雨も気にせず、巡行が始まった。太鼓の音が稲田橋界隈に広がる。交通整理、祝儀方、曳き方、囃子方、それぞれ役割ごとに持ち場についた。
 マルケー前で2回目の休憩を終え、栄町から幸町に差し掛かった。とうとう、どしゃぶり。雨が冷たい。曳き方は皆、身体の芯までズッポリとズブ濡れだ。イチコのクーラーがこんなに効いていると感じた祭りはなかった。
 午後からは往路で壊れた曳き車を修理して、雨の中、快調に再スタート。昼食をとったせいか皆、元気だ。しばらくすると雨もあがった。南本町から上越大通り、大手町からお馬出しまでコースをぐるっと巡る。いつもより少し遅れて夕食をとる。皆、案外疲れを見せない。
 宮入り、市中流しの後、大人全員の力で稲田町内までたどり着いた。あたりは真っ暗、行き交う車も少ない。もう20時。今日はゆっくり休もう。一同大変ご苦労様でした。

諏訪神社春祭り

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 5月26日(日)稲田諏訪神社の春祭り。朝7時頃には境内に町内の若衆が集まる。まず大人神輿の組み立てが始まる。3つの子供神輿は子供会の役員が各町内ごとに準備を行う。太鼓のメンバーは少し遅れて集合だ。
 山車殿の大扉を開くと、太鼓の山車が静かに我らを待っていた。昨年の祇園祭以来、ほこりと落ち葉につつまれこの日を待ちわびていたのだろうか。皆で掃除を行う。10年余りの歳月を感じるようになった。提灯飾りも紫の色があせてきた。皆が思い思いの気持ちを抱いて山車を見つめていた。
 ご神体を神輿に移す。お払いと玉串の奉奠を済ませた後、お神酒を頂戴した。暑い一日になりそうだ。
 4町内を時間をかけて巡行する。子供たちは一生懸命に太鼓を打つ。繰り返すごとに太鼓の音が合うようになる。皆の笑顔が美しい。何気ない話に気持ちがなごむ。
 太鼓をはじめて良かったな、と思うお祭りになった。